Destiny ミステリーツアー(月編)

Destiny ミステリーツアーへようこそ。
前回から行なっているこのミステリーツアーだが、今回は月を舞台として回っていきたい。
月は黄金時代より以前に人類が地球の次に開発した惑星であるが、ハイヴの猛攻によって明け渡すことになってしまったため廃墟が多いことも事実である。ハイヴの不可解な建造物と旧時代の人類の遺構、そしてそれらを狙うフォールンの巨大な宇宙船が月を覆っている。
果たしてここ月にはどのようなミステリーが我々を待っているのだろうか。







1.ヘルマウスより

月/ヘルマウス
ヘルマウスの奥底で、邪悪な何かが蠢いている。正面に見えるハイヴのつけた印が時折緑色に怪しく光るこの建物は、なんのために作られたのだろうか。
この景色がとれる場所はフォールンとハイヴが争う端である。安息地かのようにしんとしたこの場所で、ゴーストはただ眠っている。


2.最期の視線

月/とあるケイブ
ここで彼はどんな気持ちでいたのだろうか。すぐ近くにある施設はフォールンによりあらゆるものが破壊し尽くされているが、元はハイヴの洞穴神殿につながる調査の前哨基地であったようだ。若きガーディアンは、きっとそこへたどり着くこともなく倒れてしまったのだ。ハイヴの巣を調査したいのは、我々だけではなかったのだ。あなたはこの場所で彼の最期の痕跡を見つけることができるだろうか。


3.高見の見物

月/フォールンの港
高台にあるこの基地は月の海を見下ろせるほど高い位置にある。そして基地の中でも最も高い場所といったらどこを思い浮かべるだろうか。そう、電波塔こそが最も高い位置にあるのだ。
ここは隠れるのに適していて、鉄骨で支えられているため目の前に見える発射装置のような崩落もまず見られない。さて、いったいどうしてこんなところでかの人は眠っていたのであろうか。
周囲にはフォールンに占拠された施設が並び、外は巡回するフォールンの貴族がガーディアン一人見逃すまいと警戒している———そう、ここを除いて。
きっとかの人の見た景色は、こんなものでは済まなかったはずだ。
月/同じ鉄塔より


4.ハイヴの巣の上で

月/クロタの神殿
月の内部に張り巡らされたハイヴの巣は、有機的な本人たちの外見を模しているかのような不思議な文様をあつらえた生物的な構造物で形成されている。
ここはそんな巣の中心部、空に向かう吹き抜け構造の巣の真上である。
月に向かうガーディアンたちは、地球に最も近い衛星たる月の性質から、脅威を無理にでも排除しに行かなければならなかった可能性がある。というのも、辺境の地で息絶えたであろうガーディアンが非常に多く見つかるのが月の特徴であるからだ。
この場所も例外ではなく、小窓のような生物的構造物の隙間からハイヴが儀式の前にうろついているのが見受けられる場所を最期の地としたものがいる。


5.アップロード中は背後に注意

月/とある施設内
月の調査基地の中には、未だフォールンに奪われていない旧時代の遺物が置かれていることがある。というのもフォールンはあまり知性的でなく、このパソコンという黄金時代の技術からデータを吸い出すためのセキュリティ解除の方法などなにひとつ知らない種族なのだから。
知性的でない彼らが各地をまさに支配せんとするくらいに勢力の衰えた人類には、黄金時代の知識が少しでも必要なのであるが、この基地のデータももちろん例外ではなかったに違いない。一人のガーディアンがこの場所にたどりつきセキュリティを解除、ゴーストはデータを吸い出して……それは彼がここに眠っている理由にはならない。
あなたもこの付近に出現する透明な暗殺者に気をつけないといけないという情報だけは、彼は送信できたようだ。


次回は最終回、火星の紹介です。それでは。
月/ハイヴの神殿から粉砕された宇宙ステーションを臨んで

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