僕はゲームをロールプレイしながら遊ぶので動画のように非殺傷武器を使ってユニティを遊んでいるんですけど、そうした『自分のキャラクターならこうする』っていう遊び方が世界のオープンワールドなゲームの遊び方なんです。
あれだけ流行ったTESシリーズやGTAシリーズはその自由度の高さが売りで、というのも外国人は「こんなに自由なら俺はこういうキャラクターでいくぜ」って楽しんでいるのが主流なんで、その幅が広いから売れた一面が大きいんですね。
対して日本人の意見を見てると「やれること多すぎ」と、『やれること=やらなきゃいけないこと』になってしまっているんです。これはネットで以前『ドラクエの主人公である自分にはあらゆる民家にあるアイテムは自分のものだという前提意識が日本人のゲームプレイヤーの間にはあるから、盗人でもないのに拾えるものはひろってしまうし、外国人プレイヤーの「俺は盗人じゃないから拾わないぜ」には全く理解を示さない』という推測を見た時から思っていたことです。
ユニティの話に戻ると、ユニティって本気で自由度を上げにきたなって感じる点がいくつもあって、そのうちのひとつが『完全ステルス』だと思うんです。
今作の『○○を暗殺しろ』みたいなボス型ミッションは、今までのような『明らかに決められたであろう殺し方のシチュエーション』がないんですね。
“見せしめ”も必要だったアサシンのことを考えると、シリーズ一作目からの『ボスを暗殺したのが見つかって兵士から逃げ回る』という流れを残しておくのもよかったんですけど、見つからないで姿を消してもいいんじゃないのというプレイの幅が出たのはオープンワールドのゲームとして本当に嬉しいんです。