今回は普段MtGでお世話になっている知人から『HearthStone』という無料のオンラインカードゲームを教えてもらい、やってみたところとても楽しかったので、ゲームのお話をしたいと思います。
ゲームをやってみようかなと踏ん切りがついたのはこの記事がきっかけでした。
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あと1試合だけ……。Blizzard初のカードゲーム「Hearthstone: Heroes of Warcraft」は，やめどきが分からなくなる危険なゲームだった - 4Gamer.net
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ゲームはMtGのマナの概念をそのままに，ルーリングを簡易にしつつも確かなプレイスキルを要求されるゲームになっています。
カードゲームに少し触れたことがある人向けの特徴を話しますと，
- マナの概念がある
- MtGでいう土地はなく，マナを生み出すクリスタルが毎ターン1つずつ増えていくが、10が限度
- 原則ソーサリータイミングでのカードプレイのみ
- ミニオン（クリーチャーのこと）は原則として敵のキャラクター（ミニオンとヒーロー）から自由に対象をとって攻撃する。（ex.ミニオンAは敵にミニオンBがいてもヒーローを直接攻撃できる。ブロック指定フェイズ等はない）
- ターン進行がドローフェイズ、メインフェイズ、エンドフェイズの三つで構成されており，クリンナップフェイズ等がないためミニオンへのダメージはターンを過ぎても残る。
- 原則としてミニオンは召喚酔いをする。
- 戦場に出るミニオンの最大数が決まっている
などなど……MtGっぽいところと遊戯王っぽいところがあって面白いですね。
インスタントタイミングでのカードプレイがないためMtGで超初心者がやる「とりあえずインスタント呪文はソーサリータイミングで使う」などのプレイミスがなかったり、毎ターンマナが追加されるためウィニービートよりはミッドレンジの方が強く，初心者もビートダウンで勝ちにいけるというのが面白いところです。
私はプレインズウォーカーなので、ゲームの基本情報よりMtGと比較した話をしていきましょう。
【アリーナが面白い】
ゲームモードにアリーナと呼ばれるモードがあるのですが、これはシールド+ドラフトです。ドラフト戦の醍醐味の一つとして、同じ卓の空気を読むというのがありますが、アリーナはピックしていくだけでピック時はカードを取り合う対戦相手がいません。
ひとりで勝手にピックしていってデッキを組む感じですね。
参加費はゲーム内通貨で150Gか、リアルマネーです。
サイドボードはなし、合計12勝するか3敗すればアリーナ終了です。
褒賞として確定1booster-packがでますが，成績によっておまけがもらえます。7勝するとそのおまけとして150Gもらえるので無料で無限に1packが手に入ります。
レア枠があったりと普段使うことのないカードも使えるのが楽しいですね（私は全然カードをアンロックできていませんから見たことのないカードばかりで楽しい）！
【カードパワーが面白い】
まだ全カードを手にいれて具合を確かめられていないことを前提としてはなしを進めます。「MtGに似てるよ」と言われて蓋をあけてみたら、「4マナ4/5のバニラが役立つ環境」というのが面白いですよね。
インスタントタイミングでのカードプレイが原則ないのでテンポの大幅ロスがないですし，「Destroy target minion.」のような黒っぽいカードもソーサリーの5マナ、ヒーロー限定カードとかなりの調整がされています。そのわりには《ミジウムの迫撃砲》超過モードが7マナで使えたりレベリングやばいと感じるカードもあるとおもうんですけどね……。
【ランダム性】
ボブのような能力を持つMtGに似た強カードがあります。2マナ0/4で、50%の確率でエンド時に1ドローです。鬼のような強さですね。ボブはターン開始時に必ず手札に加えられる上、パワーも2ありましたがこれはコントロールマジキチですわ……という具合。
でも50%なんです。
古いカードですが、ラヴニカ：キルドの都に《溶鉄の歩哨》というレアがありました。コインフリップで2/5防衛か5/2速攻になるクリーチャーです。それに似た1/1か5/5になるカードがあったり、1マナ3点ランダム割り振り火力があったり、競技性の高いマジックではランダム性が排除される傾向にありましたが、HearthStoneは全く正反対で、ランクドマッチで非常に多く使われています。今はオープンβですが，正式版ではこの辺り変わるかもしれませんね。
【ライブラリーアウトが勝ち筋にないのはなぜ？】
マローがいないからね。このゲームが出るに際し、WoWを題材としたWoW:TCGが幕を下ろし投げ売りされていますが，このHearthStoneって商品は実物TCGでもいけるのではと思います。
バランスがとれているわけではまだ決してないかもしれませんが，ドラフトはとても楽しそうですし，土地もいらないためマジックと違って本当の意味で「パックを買うだけで遊べる」ができると思うんですよね。今はスマホもありますし、マナは10からは増えませんから筆記用具でも大丈夫なはずです。ただ，たとえば対戦相手のデッキのカードをコピーするなどの効果はやっぱりオンラインカードゲームの特権ですから、難しいところもあるんですよね。
うーん，こうして「ああすればいい」とお話しができるゲームは本当に楽しいものです。これからもまだまだ楽しく遊べそうですね！
正式版ではiPadでも遊べるとのことで，めちゃめちゃ人生を切り詰められそうですね。楽しみにしております。
是非今週末は雪で暇を家で過ごされる方，遊んでみて下さいね。