今回は、さきほど発表のあったDetonatioN OCG（オンラインカードゲーム）の設立への期待から話していきます。
参考：【新部門】オンラインカードゲーム部門（OCG）設立。Hearthstone・Shadowverse等、幅広くチャレンジ。／DetonatioN multi gaming team
DetonatioNは世界大会出場経験のあるプロeスポーツの有名なチームです。eスポーツは競技生の高いゲームにおいて用いられる呼称で、世界では高額な賞金のある大きな大会から地域で楽しめる小さな大会まで多くのプレイヤーと観客が楽しんでおり、その勢いは増すばかりです。
今回のOCGチーム設立の発表は、10月16日に発表のあったCygamesの『Shadowverse』やBlizzard社『Hearthstone』の日本語版の実装を受けて大きく国内のOCGシーンが賑わいを見せている中で、その勢いを後押しする大きなニュースだと感じています。
近頃のラグビーの盛り上がりも、「やってみて楽しい」ではなく「プロの動きをみてホンモノの楽しさを知る」ところから始まっているように、やはりいくらプレイが無料でも「プロがこんなに楽しそうにアツくやっているよ」という場面を見せていくほうが、結果としてOCGに関わってくる人の多さに拍車が掛かるのだと思います。
わたしは以前からOCGであるHeathstoneを遊んでいて、決して強くはありませんが大変楽しく遊んでいます。しかし、プレイしている友人がとても少ないことに悩んでいるのは楽しくありません。
一時期、Hearthstone最初のアドベンチャーモードが実装されるよりさらに前にTwitterでHearthstoneがキャズムを超えた瞬間がありました。ただ、英語やドイツ語、中国語対応のみで日本語では遊べなかったことや、現在ではリリースされているiOS版Android版がなくPCのみのゲームであったことなどが原因で、流行りにのってみた友人たちはほとんどが遊ばなくなっていったのです。
今でこそ充実している日本語Wikiなども丁寧な出来とは言えず、Wikiの様子を覗いてみても「Tauntをトーントと呼ぶかタウントと呼ぶか」のようなおよそどうでもいい論争しか賑わっていない惨憺たる状態でした。
それが今ではこのようにプロのチームが設立されているほどに、OCGには期待の眼差しが国内でも各界から寄せられているまでになりました。
願わくば、あのときちょっと合わなかったゲームにもう一度魅力を感じてみたり、初めて触れてみようかなと思える友人が増えてくれれば嬉しいかぎりです。