バイオショック リマスター (PS4)

先日『バイオショック コレクション』を購入して、私は久々にラプチャーに帰ってきました。
内容は以前やったことがあるので今回は特に触れませんが、リマスターの感じについては少しだけ話したいなと。

Welcome to HD RAPTURE.
解像度が1080pに対応するようになったので、旧世代のゲームをやった時に目につく画面の荒っぽさやちらつきがないというのは、これは素晴らしいことです。
『Bioshock』は素晴らしいシナリオに美しい海底都市といった背景シーン、特になにより力を入れている水の表現が融和したアートのような作品なので、その魅力を現世代にも体験してもらえるような丁寧なリマスターは非常に好感が持てます。
解像度のHD化はカットシーンにも適用されているので、リマスター商品に時々あった「カットシーンのみ当時のまま」ということはエンディングまでありませんでした。これも素晴らしい仕事です。

The Player hates three things: old controls, old settings, old bugs.
『Bioshock Remastered』で変わらず悪いところもあるのは残念です。それは海外仕様のバツボタン決定マルボタンキャンセルが引き継がれていることが1つ。最近の海外産ゲームは国内販売に合わせてコントロール周りを改善していることも多く、その点は変わらなかったことはもったいないと思います。
他にはゲームの最初のメニュー画面に移行する際、必ず新しいゲームを始める選択肢にカーソルが合っていることも改善されていないことで困りました。続きから始めたり、ロードして始める人がほとんどなのにも関わらずアクションをワンクッション挟むことは好ましくないのではと思ってやみません。
最後に、バグがのこっています。私が遭遇したのはグラフィックの貼り付けがうまくいっていない水面目にした程度ですが、人によっては稀に進行不能になるバグもあると聞いたことがあります。

Bioshock Comparisons 
他に変化のあることがないかというと、細かいところだともっと手が加えられています。
時代に合わせて見た目を変えたり造形を増やしたりライティングを変えるなど、ずっと手の込んだリマスターがされていることはこの手のビデオからも確認できるでしょう。



内容も素晴らしく、シューター初心者にも取り組みやすい工夫が随所にあり、ここまでゲームプレイとシナリオ熱中できるゲームは他にありませんので、リマスター化されたことを機に手をつけてみて欲しい作品です。



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