前回『バイオショック リマスター』を遊んだことについて少し触れましたが、その後プレイしていなかったBioshock2のリマスター版である『Bioshock2 Remastered』を遊びました。ディスク1枚で1と2が遊べるのがプレイしやすくていいですね。
初プレイにあたって
本作のプレイは初めてなので、まずは音声が未翻訳のままであるところにビックリしました。字幕は日本語で出せるので、日本語のみ扱える人のほとんどが不自由しないプレイをすることができるのは良い点ですね。ただ、オプションで設定しないと字幕を出すことができないので、最初の方はそのことに気がつかず音声のみでやることになってしまった私のようなケースもあります。
内容を一言でまとめると
さてゲームの内容についてですが、前作をやっているといないとでは評価が大きく分かれるストーリーでありながら、ゲームプレイ方面で楽しんでいた人にはエキサイティングな要素が加わって、前作の良くないところを直した良作というイメージでまとめて良いでしょう。
シリーズ一作目ではサブテーマであった親子というものが、今回はメインテーマとして描かれているという点では、ストーリーにも変化があります。前作の細かい部分まで踏み入ったストーリーという感じが否めないのでこれがシリーズ初体験となるとどうかと思うことは変わりません。
特にエンディングあたりでは一作目のように音声記録をしっかり聞いていても整理がつきづらい点もあり、そこで評価が上下しそうです。
ゲームプレイ方面の進化は本当に素晴らしいもので、今まで一作目だけやっていたのがもったいないと感じるくらい変化があって一作目の続きでやっても飽きないのは素晴らしいことです。
ビッグ・シスター戦の特別なボス戦っぽさはいつでもエキサイティングでしたし、リトルシスターを守る防衛戦はトラップを使う格好の遊び場としてたのしめました。
その反面、ホラー要素がだいぶ薄まりました。元からホラーFPSではないものの、一作目はホラー要素が多くビックリさせる演出がふんだんにとられていた印象でしたが、本作では激減しました。ADAMを使ったことによる幻覚の副作用のでる描写もなく、ウケが悪かった部分だったので省いたのかなと思うと少し寂しいですね。
Minerva's Den
さて、今回の『Bioshock the collection』ではシングルプレイ用のDLCは全て収録されているため、日本では未発売の『ミネルヴァズ・デン』DLCも『Bioshock2 Remastered』内で遊ぶことができます。
このDLCはシングルプレイ用のストーリーを遊ぶもので、本編の20%ほどの長さがあるものです。
そのストーリーは一作目のようなどんでん返しがあり、しかし違った感覚を持つものになっているのが良質な内容でした。私にとっては本編よりもこのDLCのストーリーの余韻や演出が好みです。
プラスミドや敵は本編の使い回しだけでなく新しいものがあったり、建物も新しいものなので新鮮味が強かったりとサブ・ストーリーとしてできる限りのことを尽くしている様子が素晴らしかったですね。
まとめ
全体として、こんなにも一作目から変化し完成された二作目であったことに驚き、また喜べる作品となっていることが嬉しかったです。