こんにちは。すべらきです。
浮気しよう。
何を言い出すんだという感じですが、浮気しましょう。
Vtuber界隈では最近「浮気しないで」とVtuber本人が言うことが多いんです。
もちろん「自分を推している人がどんな人なのかなと思ってプロフィールみたら他の人のことばかり書いてあってショック」というのはわかるんですけど、お前は私の何なのだという感じはある人もいるんじゃないでしょうか。
推しに何を求めるかって話がここに関係してくると思うんですけど、人間として恋や愛を感じ始めるようになると「浮気しないで」という言葉に違和感がなくなるような気がするんですよね。
ここが非常に複雑な問題で、Vtuberは推しであって一人の人間として恋をすることは(できるけれど)してはいけないわけです。相手は演者であって友達でもない、自分のことなんてひとつも知らない人なんです。ただ、向こうからは「浮気しないで」のような精神的束縛をかけることが何故か当たり前になっている。
恋人に「女と遊ぶな」なんて言われるのはわかりますが、そうでない人に言われてもそれと比べて拘束力はないですよね。まして、自分のすきな食べ物すら教えたことがないような人ならなおさらです。
つまり、ここに非対称性が存在しているわけです。
非対称性は不平等を生むので、Vtuberとファンの間には階級が発生します。そうすると、それを解消するための行動が起こる頻度が増したり、その内容が激化していきます。
ときには軋轢が生じるかもしれないですよね。
そこで、そうした非対称性や階級を解消する方法が2つあります。
ひとつは、浮気すること。
これはファンができる能動的な解決策です。
浮気をすれば、その二者以外の存在が浮かび上がるので、関係が上下しかないような単純なものとは異なるようになります。
いいか悪いかはこの際関係ありません。浮気禁止という非対称性を求められても、浮気をしているのだから対等です。
もうひとつは、ファンサすること。
これはVtuberができる能動的な解決策です。
上述のあらゆる話は「結局ひとりの人間としてファンを見てないし、そんな人に精神的拘束をうけるのは受容し難い」という理由でしたので、Vtuberがファンの存在を近くにに置けばいいのです。
じゃあどの程度かというと、これは友達感覚ではやりすぎてしまうし、アイドル感覚では遠いと思います。
例えば「毎日あえる」「一緒に遊べる」「目線の近いコメント対応」「ファンアート等のファン行為に直接言及する」といった、およそアイドルや芸能人と違った距離の近さをとるといいと思います。
結論として、今なんとなく頭の中にあるのは、浮気してほしくないなら近くに寄り添おうということです。
逆にファンと上下関係を構築したい場合はこの仕組を逆手に取ればいいので、Vtuber界の地下で行動したい人も参考にされてはいかがでしょうか。
みんな多分、わかってやってると思うけどね。自分が見てるVtuberは。