Dead Space、その魅力

前回の記事でDead Spaceの紹介は出来たと思うので、今回は感想やその魅力について話したい。

Dead Space で良かった点
・とてつもない恐怖
Dead Spaceと言ったら、とにかく恐怖の連続であった。
舞台であるUSG石村は荒廃していてとても暗いし、特にNM(ネクロモーフ)が出てくる時は必ずと言っていいほど部屋の電灯が消え、真っ暗になってからズドン!と換気扇を破って侵入してくるので、これは小心者の私を怖がらせるのに大活躍した。
NMが出てこないときも、通路の曲がり角にNMの陰影が浮かんでいたり、生存者が狂って或いは絶望して自殺してしまう様の他、「なにか出てきそうだ」という時間の継続が心を恐怖で縛り上げたのだ。

ここで、Youtubeの動画を交えながらDead Spaceで恐怖したシーンBest3を挙げたいと思う。



  1. BENCHから引き上げる瞬間

  2. 時間は01:50〜04:00まで。少し前からの再生だが、ここにある電源ポートの下に人間の腕で円形がくまれているのもかなりの製作者マジキチポイント。
    肝心のBENCHから引き上げたときのアレだが、プレイ中思わず声がでたのはBENCH付近は安全という今までの知識が所以だろう。
  3. Suicide

  4. 時間は27:44〜28:55あたりまで。ここは様々なトラウマが生まれた場所だ。Locaterがあるので迷わず進める本作だが、いかなくてもいい場所に行くとアイテムと敵と嫌な雰囲気があるのがつらい・・・。
    そして後でもう一回ここにくるときの動画もご覧いただきたい。時間は18:20〜21:40付近まで。

    「ちょっと製作者頭おかしいだろ」と身震いせずにはいられない場面だ。
  5. First Encounter



  6. 時間は06:35〜08:01まで。これがNMとの最初の出会いになるわけだが、武器もなく逃げるしかない。本当にどうすればいいのか、かなりの緊迫感との戦いである・・・。


・アナウンス
個人的なセンスかもしれないが、Dead Spaceのアナウンス音声は続編よりも魅力的であると感じた。
"Entering Vacuum"のアナウンスと共に空気が抜かれる音とエフェクト、背中に残酸素の表示がでて一瞬アラートが聞こえる。
限りなく無音の世界(敵が出てくるBGMもない)で聞こえるのはIsaacの息づかいと足音だけ。そして"Exiting Vacuum"とアナウンスが 入ってようやく安堵できる。
なんというか、Dead Space 2ではVacuumに限らず"Entering Zero-Gravity"や"Activated"の音声も全て機械っぽくないのだ。
”この空間に生きているのは自分ひとり”という状態がこのゲームなのであって、生身のような音声は興がそがれるといった具合だ。

・トラム
これは前回の記事でも触れた通り。Dead Space 2には引き継がれなかった要素だ。様式美のような、安堵感と緊張感のいい狭間にいてくれた、そんな存在だ。

・ラスト
物語の最後、これはDead Space 2のラストとあわせて見ないとなかなか納得いかないが、今となってはあれで”ホラー”としてのセオリーなのだなと思えるようになった。
カミィ~ン♩ アイザァ〜ック♩

・値段
Greatest Hits版だとかなりお安い。この値段でこの内容! と驚けること請け合いだ。

洋ゲーのほとんどに言える「トロフィー(実績)の名前がダブルミーニングでかっこいい」なんてのは当たり前なので表記しないとして、ざっとこんなところだろうか。
まだやっていない方がいて、興味がわいたら是非やってみていただきたい。2008年のゲームで今やっても違和感のないゲームなんてのは数える程度しかないのだし、出すのはちょっとの勇気だけなのだから。

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