□購入前の注意点
Arkham Cityの方はキャットウーマンDLCはPSN等から落とさないといけないことに注意。通常版なら入ってるけどそもそも高い。GOTY版はDLC全部入ってるけど在庫が見つかりにくい。
Arkham Asylumのみ海外版はリージョンが違うため本体のリージョンに注意。
□ゲームシステム
本当はArkham AsylumとArkham Cityを分けて書きたいぐらい、そのゲーム性が違うように感じられた。もちろんArkham Cityは続編に変わりはないのだが、全く別のゲームを遊んでいるようだった。Asylum:いくつかの地域にわけられたアーカム島と、そこにある建物の中でプレデター(敵に見つからないようにヴィランの手下を排除していく)していくゲームだった。敵も無限沸きせず、スケアクロウ(精神攻撃を仕掛けてくるヴィラン=敵)の印象が強かった。リドラーの謎解きはこのレベルなら私にも100%達成できたので良いですね。
City:アーカムシティ全体を飛びながら怪事件の捜査をしたり弱いものいじめしているチンピラを痛めつけたり建物に入ってヴィランと対峙して手下をプレデターするゲーム。チンピラは無限わきするのがメリットにとれることが多かった。街を飛んで移動することがガジェットの追加やマントの開閉によって本当に楽しく縦横無尽に動き回れるのがステキ。リドラーは難しいけど、合間合間の人質救出がスリルあって楽しかったですね。
□戦闘について
アクションゲームなので、ここでストレスがたまるとしょうがないのだが、この作品は戦闘が非常に作り込まれていて評価できるのではないか。
バットマンはヒーローだから無双することもできるし、でもきちんと対処できる腕がないと死んでしまうこのバランスはゲームプレイを続けるにあたって、とてもモチベーションにつながる出来だったと私は思う。
戦闘の難易度は、はっきり言ってArkham Cityで上がった。敵も面倒なのが増えたし、一部弱体化したガジェットもあるからだ。
必然的にゲームオーバー画面をよく見てしまったが、「次はなんとかできるのではないか」という思いが私にリトライを選択させてくれたように思う。
このシリーズは、映画の中のバットマンのようなかっこいいコンボはあるが、ボタン連打や複雑なコマンドは一切ない。逆にボタン連打はよくないことなので、 慣れればドヤ顔で1vs.20人なんてのも切り抜けられること請け合い。
□ストーリー
Asylumは一本のストーリーしかない。Cityはメインストーリーはなかなか短いのだが、サブミッションと呼ばれるジョーカー以外のヴィランの起こした事件を追跡していくのがとても面白く種類もあり、とても楽しめた。これぞ自由度のあるオープンフィールドというものである。□音楽
Asylumは精神病院や死刑囚の巣窟などもあり全体的に暗く、重い音楽が多い。ハンス・ジマーを彷彿とさせるストリングが聞こえてくるストーリーの部分は、人によってはある種感動してしまうかもしれない。Cityは”カッコいいバットマン”という感じのBGMが多い。だって、チンピラが情報を持ってるから尋問して「流動食しか食えないようにしてやろうか」って言って聞き出したあとに結局気絶させてしまうイカした奴ですからね。
□雰囲気
Asylumは悪者ばっかり集めた島ですよってことなので、どこかおぞましい雰囲気がでている。一方Cityはネオン炸裂のザ・アメリカンという感じの昔のバットマンの映画に出てきたような感じが好きならのめり込めるかと。都市部を飛翔するバットマンってだけで、もうかっこいいんですけどね。
□個人的お気に入りの部分
ダクト。ダクトにうつるバットマンの影が良いんですよ。「俺、忍び込んでます」みたいなね。ダクトの中のバットマンの影を見ると、ウルトラマンの影絵OPを思い出すくらいキマってるよ。□総評
ネットの評判では「キャラゲーを超えた」って言う人多いけど、多分超えてない。ここまで結構褒めてたのに急になに言ってんのって思う人もいると思うが、やはりバットマンを微塵も知らない人にはオススメはしません。
ただし、蔑称で使われるような「所詮キャラゲーだから」の”キャラゲー”の域は出てると思います。ここまでストレスフリーな作りと難易度設定、レベルデザインはそのキャラゲーとは比べ物になりません。
安いので品切れになる前に買いましょう。Amazonは手遅れっぽいので、お近くの店舗などで是非お好きな方から。
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