ダイエットをゲームにする

プレミアムフライデーにこんにちは。すべらき( @T0340T )です。

プレムアムフライデーに協賛している会社のサービスが始まりましたが、なにか気になるものはありますか。
私は著名なデパート店の行なっている男磨きや女磨きなどが気になっています。
人間を磨くといえば、みなさんはダイエットをしたいと思ったことはありませんか。
きっと、あるでしょう。
一年中ダイエットしてる人っているよねなんて揶揄が歌になったこともありました。
それほどまでに国民に浸透しているダイエット文化の影響か、私もついにダイエットを始めました——一年前に
そして、今も続けられています

今回はいつものブログと雰囲気を変えて、ダイエットについてのコラムです。


ステップ1:ゴールにたどり着く簡単な対処法をとる

ダイエットというと、最近は糖質制限が流行りましたが、今回はそうした制限関係ではありません。制限という言葉がすでに苦しそうですし、続けられそうにありません。
かなり簡単に続けられる生活習慣の改善が、ダイエットにつながったというお話です。

昨年の正月、太りに太った私はBMIが初めて肥満を示していました。さすがにまずいと思って始めたのが、食生活の改善です。
無料で楽にダイエットしたかったので、無料アプリのあすけんをスマートフォンにインストールして利用を開始しました。
あすけんは現在の体重と身長から目標の体重を入れ、好みのダイエットコースを選択すれば設定はおしまいです。このサービスは今でも楽チンにダイエットができている支えです。

使い方は簡単で、毎回の食事と運動量を入力するだけ
家庭料理だけでなく何か買って食べたもの、たとえば「おにぎり さけ ろーそん」などとキーワードを放り込めば商品がサジェストされすぐに入力ができます。
入力すると、その食事がもつカロリーや成分が数値として記録され、一日の目標までどれくらい過不足しているのかが見て取れます。運動量も同じくそうです。ちなみに一週間単位でも見られます。食べ過ぎたら一週間でなんとかすればオッケーです。

この「数値化して」というところがミソです。
人間は常に楽をする方に流れる生き物ですから、ダイエットしているという満足感だけに頼って、思いも寄らないカロリーを摂取することがあります。運動をたくさんしたから今日は食べていい(本来はよくない)だとか、そういった甘い考えのことです。
数値化」によって、そうした現実逃避はすべて無くせます。

数値化をしていると「これだけでいいのか」という安心感も感じるようになりました。「こんなに食べていいの」「こんなに運動しなくてもいいの」と、楽に思えてくるようになるとダイエットが本当に楽しいです。
ただ、こうしてカロリー摂取と消費を管理していると、「食べ物が美味しくなさそう」なんて他の人からは言われることもあるので、食事中にアプリに入力するようなことはやめたほうが無難そうです。
Artist / Paul Mafayon

ステップ2:対処法にバリエーションを増やす

このアプリのおかげで、あすけんのウリにしている「三ヶ月で三キロ減」をいつのまにか達成することができました。
そうするとだんだん楽しく工夫したくなってくるもので、運動をウォーキングとストレッチという状態から、筋トレメインに変えました。これがまたさらにダイエットに磨きをかけました。
筋力の増加はただ生きているだけで消費されるカロリーを増加させます。つまり、鍛えれば運動の前借りができるようなイメージです。ちょっとがんばれば以前より運動しなくていいなんて、こんなに楽なことはないですよね。

筋トレはプランクとスクワットをメインに続けています。Googleで「30 day plank challenge」などと検索すればメニューが出てきます。現在はオリジナルメニューで続けていますが、最初のとっかかりはとにかく簡単なものでいいのです。
スクワットは比較的落ちにくい筋肉を鍛えるためにトレーニングしていて、プランクはすぐに実感できる腹筋まわりのシェイプアップに効きます。
とくにプランクをやっていると座っているときに背筋が伸びるので、何もやっていなかった時から比べると、まるで生まれ変わったような心地です。

食べ物の選び方や料理も楽しくなりました。あすけんでは栄養士のアドバイスが得られるのですが、例えば「ビタミンCが不足しているから小松菜をとってみて」「お肉を食べたかったら野菜も大量にとってみましょう」のようなアドバイスがあります。
そうしたアドバイスを見ていると、旬のものというのがいかに栄養素に恵まれているのかわかります。
恥ずかしながら今までそういう観点で食事を見たことがなかったので、「この栄養素が欲しい」という気持ちがあると、食事がさらにおいしくたのしく見えてくるのです。

今はダイエットが楽しいです。この一年で結果として七キロのダイエットに成功しました。ダイエットを始める前よりも、今は体重が落ちています。
こうやって楽しくなるには理由があります。
それは、ダイエットをゲームにしたからです。

ステップ3:ボスを倒した後にすること

一日や一週間で達成したい目標があり、それを細分化して毎日点数がついて、栄養士が褒めてくれます。
ボスを倒すために手頃なダンジョンで修練を積んでいると、毎回村人から感謝されるようなものです。
だから、余裕がある日はおまけでなにかをこなすことも容易にできます。

伝説的カードゲームであるマジック・ザ:ギャザリングの開発陣の中心的人物であるマーク・ローズウォーター氏は以前、「君達はゲームがとんでもなく上手いのに、なぜそれを人生に活かさないのか」というコラムを書いたことがあります。
ハードコアゲーマーとして生きれば、ゲームのように人生を自由に変えることができるはずです。そのための方法を理解すれば、ダイエット以外にも当然応用が効くでしょう。

Artist / Cos Koniotis

なりたい自分になるための努力には、褒められることが必要です。そして、その努力が効果的なのかどうかという知識も。
幸いにも、私たちは情報化社会の中に生きていますから、それらを見つけ出すための方法を持っています。
それが上述のようなタスク管理系サービスや、検索サービスです。

人生をロールプレイングゲームにしよう」というフレーズで売り込んでいるhabiticaというサービスがあります。
私は最近始めたばかりなのですが、日課としてやりたいことをすればゲーム内のキャラクターのレベルがあがってご褒美がもらえるという仕組みで、自然と習慣が身につきます。
そのご褒美はゲーム内で使えるアイテムや武器、魔法を使うためのマナだけでなく、自分でご褒美を作ることもできます。
たとえば「10ゴールド使うとポテチを食べていい」という目標を立てれば、食べ過ぎることなく適切にご褒美を管理できます。
ついでにゲームで達成したい目標をゲームにしてしまえば——なんて、恐ろしくて私にはできないですが面白い試みでしょう。

他人と接する際にもゲームを遊ばせているイメージを持てば、褒めることと目標を与えること、それらを細分化して達成感を得させてやることの大切さがわかるはずです。
彼らは自分の力でそれをこなしたように十分に思ってくれますし、目標を実際に達成できているならば、こちらとしてはそれでよいのです。
人材教育にも、学習教育にも活かせます。

せっかくゲームが好きなら、ゲーマーらしく生きるほうが楽しいはずです。
私はこれからもダイエットを続けられると思います。ゲームをするのは大好きですからね。

今回はいつもと違った記事なので、いつも以上にTwitterでの反応が楽しみです。ぜひ話題にしてください。

参考

ゲーマーらしく生きる | マジック:ザ・ギャザリング

SearchBox