V has come.
こんにちは。すべらきです。
『最近の最近』でも触れた、Virtual Youtuber(Vtuber)について。
Vtuber、最近めちゃめちゃ盛り上がってますね。
もはや界隈の王道になったKizuna AI、ジャパニーズオタクウケの強さが武器の電脳少女シロ、もともとアニメーション作品を作っていたコンテンツ力の塊であるエイレーン率いるミライアカリproject、これらは企業がお金をかけてVtuberをやっている例でしたが、ここに「ねこます」が個人で参戦するのが起爆剤だったんじゃないかと思います。
もう少し言葉を足すと、「なんだ、個人でもやれるんじゃん!」というイメージが現在のVtuberポコポコ生まれてる問題を引き起こしたのかな。
これはVtuberのさはなくんが動画でもう少し丁寧に触れてますので見ましょう。
Vtuber面白いですよね。
この面白さは自分がTwitterをやり始めた時に似てます。8年前くらいかな。
スゲー面白い匿名でいたい何者かがアカウントを持っていて、それをフォローして楽しむ。
テキストサイトも似てるように見えますけど、ページ訪問の感覚やファンが集ってる感はVtuberにはないので別物だと思います。
Vtuberの楽しさは、限りなく人を楽しませることに集中した編集や企画の生み出した作品を見るところにあると思ってます。
それを語り合う集団はいますけど、しっかりと作品の外にあるイメージです。
そうして匿名個人も楽しく動画作成やってるところに突然出てきた概念が「にじさんじ」です。
彼/彼女らはヴァーチャルライバー(以下ライバー)を名乗っていて、その名の通り生放送主体で活動を行っています。
「にじさんじ」のライバーたちが生放送主体でやっているのを見ると、Vtuberとの違いがはっきり分かると思います。
ライバーは生放送なので「集ってる感(≒連帯感?)」が出てきます。コメント返しひとつとっても、まず頻度が高いですし、「作成した動画についたコメントを返す動画を作成する」という手順を踏まずにその場でコメント返しがあります。そうすると、みんなでコメント返しされやすい似たようなコメントをし出す光景があります。
加えて、連帯感を後押ししてるのが生放送スケジュールです。
まるでテレビ番組のように「○○時に画面の前に集合」している視聴者はとても多くて、それを語り合う集団は生放送に内在しています。
Vtuberが獲得できなかった楽しみ方が、ライバーにはあるわけです。
こうして目立つことで、出てくるのが「ライバーって生主と何が違うの」という意見です。
「VtuberはYoutuberと何が違うの」って意見は目立って噴出しなかったので、ここから考えましょう。
VtuberがYoutuberと異なっていたのは、現実ではない世界での撮影という点がわかりやすいでしょう。
カフェ野ゾンビ子が極端な例ですが、現実世界に生きるYoutuberではおよそできないフィクションを展開しています。
日本で最初にバズったVtuberのKizuna AIも、何回も「白い空間にいる」ことをネタとした動画を出していますし、ミライアカリや電脳少女シロといった、オリジナルの空間を持つVtuberは多いです。
さて、ライバーはというと、現実世界に準じた世界設定のキャラクターもありますが、一期生からエルフがいるように現実ではない世界を個々に持っています。その上ライバーは今のところみな設定を守っていますので、現実世界に即さないからこそできるコンテンツを持てば、これらの声は消えるのではないかと思います。
あとはお手軽感ですね。ライバーはオーディションを勝ち抜いてきた人たちなのでトーク力やコンテンツ力が異常なのですが、それを鑑みずに「アプリさえあれば俺でもできそう」と思えてしまうから「生主となにが違うの」という気持ちが生まれるのかもしれません。
そのため、さきの理由から今後ライバーたちはより「特殊性」を強めていくのではないかと思っています。
異世界感を出したり、より「設定」を強化していく。それが流れだと思います。
その時季についてですが、これからくるGWに向けて準備していくと波に乗れるんじゃないかなと思っています。
GWにYoutube見るような人、多いと思うんですよね。
その頃にはこの話が笑って読めるようになっていると嬉しいんですが。
今回は、こんな感じで。
また話します。次回までにあなたにお気に入りのVtuberが増えますように。